松学ニュース
5.13礼拝☆吉田校長のお話
- 2022.06.07
- ニュース
今日は、校長先生が大学生の時のお話をします。昭和の話です。
我が家は裕福な家庭ではありませんでしたが、それでも私はみんなと同じように遊びたくて
仕方がありませんでした。
大学が夏休みになり東京から帰っていた時のことです。
遊ぶ金もなく、かと言ってアルバイトもしていなかった私は、母から小遣いをもらって、
東京で遊ぶことばかり考えていました。
夏休みも終わりに近づき、東京へ帰る日のことです。
私は、母が働いているパン屋へ向かいました。
ジーパンにTシャツで「暑いなー」と思いながら歩いたことを今でも覚えています。
店の前に着くと、お店の人が「あれっ!?吉田さんの息子さん!?」と気付き、
母を呼びに行ってくれました。
パンを焼いていた母は、店の一番奥から出てきました。
その姿はというと、頭からバケツの水をかぶったような汗をかいていました。
「もう東京へ帰るの?」と言う母は笑っていました。
私は「元気でな」とだけ言って、東京へ帰りました。
校長先生の人生が一変した日のお話です。