松山学院高等学校

マツガクニュース

入学式

松山の大地を慈雨(じう)が潤し、星岡山(ほしおかやま)の桜が新入生の門出を祝うかのように咲き誇るこの佳き日に、令和8年度 松山学院高等学校入学式を挙行できますことは、この上ない喜びです。

本校は1891年(明治24年)アメリカ合衆国出身の女性 コーネリア・ジャジソン先生によって創立された、136年目を迎えるキリスト教主義教育の高校です。

創立当時の愛媛県の状況は、現在の小中高校生にあたる子どもの数が16万人。それに対し学校に通えていた子どもは、わずか4万人。

4人に一人しか学校に通えていない時代でした。

その様子を見た先生は「子どもたちに学べる場所を与えたい」と決意されました。

そして、その時、彼女の優しさと高潔な人柄に呼応し開校のお手伝いをしたのが、後に初代校長となる西村清雄青年でした。

彼はどんなに夜遅くまで学校設立に向けた仕事に従事しても、報酬を一切求めなかったそうです。

彼は、ジャジソン先生から英語を学べるだけで十分だと考えていたからです。

もちろん彼女、ジャジソン先生もご自身のお金のほとんどを松山の子どもたちのために使い、決して贅沢をされなかったそうです。

こうして「子どもたちの幸せのために」を貫いた心優しい人たちの手によって本校は建学されました。

こんな素敵な歴史と伝統を持つ学校が、今日からみなさんの母校です。

本日はこの機会を利用して、みなさんに、これから実践してほしいことについてお話をします。

マツガク入学に伴い、出会う仲間の顔ぶれは、これまでと一気に変わります。

同級生の中には、今まで住んでいた地域を離れて愛媛県に来た人もいます。

今この瞬間から、数々の出会いがあなたを待っています。

この出会いが意味することは、「色々な人たちの持つ、あなたの知らない未知の価値観に出会う」ということです。

まずは、人それぞれに色々な考え方があり、様々な価値観を持っているということを知ることから始めましょう。

そして、そこから自身の成長へと繋げてください。

その上で、あなたが伸びるために必要な三つの大切なことをお話します。

一つめは「素直さ」です。

たとえ相手が同級生であっても、人と接する上で求められるのは素直さです。

純粋な心と眼で相手を見て、接しなければ相手も優しく心を開いてくれません。

二つめは「向上心」です。

より良い自分を作り上げるために必要なエネルギーは、向上心です。

これを持ち続けることで、あなたは無限に成長することが保証されます。

三つめは「自分らしさ」を大切にすることです。

新しいものを無条件に吸収するのではなく、「自分らしさ」という尺度で取捨選択してください。

これらを誠実に、そして着実に実践された皆さんが、近い将来、更なる成長を遂げ、世界的な課題にプレーヤーとして関わり、活躍してくれる日が来ることを私は信じています。

保護者の皆様、「お子様のご入学、誠におめでとうございます。」

成長された我が子の姿に感慨もひとしおのことと存じます。

本校では、教職員が一丸となり、生徒一人ひとりの可能性を引き出し、子どもたちの夢の実現をサポートして参ります。

そして、保護者の皆様と私たちが「チーム・マツガク」となって、子どもたちを守り育てようではありませんか。

どうか本校教育へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

結びに、期待と希望に満ちあふれた252名の新入生に、声を限りにエールを送り、ずっと先生たちがそばにいることを約束して、式辞といたします。

令和8年4月8日

松山学院高等学校

校長 吉田慎吾

 

 

 

 

 

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