マツガクニュース
第2学期終業式(校長式辞)
- 2024.12.20
- 学校行事
おはようございます。いよいよ今日で2学期が終わります。
みなさんにとって、この学期は、どんな4カ月だったでしょうか?
みんなで盛り上がったマツガク祭、
1800人を超える人たちが訪れたマツガクフェスティバル、
校長先生にとっては、
生徒と先生の手による、新たなるマツガクの歴史と、
たくさんの思い出を作ることができた学期になりました。
今日は、そんな2学期の締めくくりに、一つ、
みなさんに考えてほしいことがあります。
それは、みなさんの「当たり前」についてです。
例えば、家族、例えば、友人の存在ですが、
みなさんにとっては、ごく自然で当たり前ですよね。
でも、もし、家族やみなさんの世話をしてくれている大人がいなくなったら・・・
もし、友だちがそばに、いてくれなかったら・・・
みなさんの素敵な高校生活はなくなってしまいます。
このように、みなさんの身のまわりに、当たり前にあるものが、
どれほど大切で、ありがたいものなのか・・・
そこで、その一例として、あることが当たり前の「水」に焦点を当てて、
その大切さについて考えてみたいと思います。
この地球上で私たちが使える水は、「水といわれるもの」の中で、
わずか0.01%しかないのです。
我々の「水」は、信じられないほど貴重なのですが、
でも、どこかピンときませんよね。
蛇口をひねれば、飲み水が当たり前に出てくる国だから・・・。
世界中では、このとてつもなく貴重な飲み水を、
82億人が分け合ったり、奪い合ったりしているのです。
水のある生活は、奇跡と言っても過言ではありません。
そのことを昔の日本の人はこんなふうに言っています。
「親の恩と水の恩は送られぬ」・・・と。
この意味は、親から受けた恩と水の恩恵とは、報いることができないくらい大きいという意味です。
水一つ取っても、これほど当たり前ではないのです。
校長先生からのお願いです。
まずは、みなさんの周りにある、すべての当たり前に感謝して、一つひとつを大事にしてみましょう!
きっとみんなが笑顔になれて、幸せになれると思います。
全校生徒、全教職員のみなさんの幸せを祈ります。
令和6年12月20日
校長 吉田 慎吾