松山学院高等学校

松学ニュース

4月9日入学式

式辞

 

松山の大地を慈雨じうが潤し、星岡山ほしおかやまの桜が新入生の門出を祝うかのように咲き誇るこの佳き日に、第134回松山学院高等学校入学式を挙行できますことは、この上ない喜びでございます。

本校は1891年(明治24年)1月14日に建学された、創立134年目のキリスト教主義教育の高校です。創設者はアメリカ合衆国宣教師 コーネリア・ジャジソン先生。初代校長は同志社大学を創立した新島襄にいじまじょうに学んだ西村清雄すがお先生です。

375名の新入生の皆さん、ようこそマツガクへ、心から歓迎いたします。私たちは皆さんに会える日を楽しみにしていました。今日から一緒に134年目のマツガクの歴史をきざんでいきましょう。

そして、これからは皆さん自身が、高校生活を楽しむために行動しましょう。みなさんと先生たちが心を一つにして力を合わせれば、なんだってできるはずです。これこそが、マツガクのニューイヤー、ニューミーなんです。

保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。高校生になられたお子様の姿に感慨もひとしおのことと存じます。

マツガクでは、教職員が一丸となって、生徒一人ひとりの可能性を引き出し、子どもたちの夢が実現できるよう努めてまいります。

そのためにも、本校の教育活動へのご理解と、ご協力を賜り、保護者の皆様と学校が「チーム・マツガク」として、同じ歩調で歩んでいただきたいと願っています。どうか、よろしくお願い申し上げます。

本日はこの機会を利用して、本校の教育方針について少しお話をさせていただきたいと思います。

マツガクでは教職員の目指すゴールを「生徒の幸せ」と定め、具体的な四つの生徒像、教職員像を掲げています。

一つ目は、挨拶する生徒、教職員

二つ目は、掃除する生徒、教職員

三つ目は、読書する生徒、教職員

四つ目は、社会貢献する生徒、教職員 です。

この四つの生徒像、教職員像を、私は、人間形成の基本と捉えています。そして、この四つを師弟同行していどうぎょうにより磨き上げることで、子どもたちはこれから出会うであろう多くの人々から信頼され、慕われ、充実した人生を送ってくれるものと信じています。もちろん、教職員も日々共に成長します。

新入生のみなさん、私たちと共に歩みましょう。

みなさんが生きる現代は、これまでの知識や経験だけでは到底、太刀打ちできない、先行き不透明な時代です。だからこそ、自らの足元をしっかりと見つめ、未来を見据みすえて、新たな学びと共に凡事徹底ぼんじてっていを貫いてほしいと願っています。本校では、そのための環境を提供し、先生たちも共に汗を流します。

結びに、期待と希望に満ちあふれた375名の新入生に、声を限りにエールを送ると共に、卒業まで先生たちが愛情と敬意をもって接することを約束して、式辞といたします。

 

令和6年4月9日

松山学院高等学校 校長 吉田慎吾

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