松山学院高等学校

松学ニュース

松山学院・星岡地区 合同防災訓練

3月15日(金)

松山市役所、星岡町内会、愛媛大学、松山南消防署員の皆様のご協力のもと、星岡地区合同防災訓練が行われました。

昨年は合同防災訓練を近隣地区の北久米地区の方々と行いましたが、今年は同じく近隣地区の星岡地区と連携して実施することができました。

今年の訓練には全校生徒と協力者とで約550人が参加しました。

今回のテーマは「避難所設営訓練」で、全校生徒火災の退避訓練を行い、運動場に退避しました。

今年は全校退避の放送があり点呼が完了するまで、4分21秒かかりました。もしもの時にはもっと焦って急ぐと思いますが、必ず安全を守って(地震は頭を守る、火事は煙を吸わない)避難をしてください。

 

その後、合同の防災訓練がスタートしました。まず1年生は各クラスの教室で2~3グループに分かれて実施しました。

松山市にお借りしたカードと図面を使ってHUG(H:避難所 U:運営 G:ゲーム)を行いました。HUGとは避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。

プレイヤーは、このゲームを通して災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、思いのままに意見を出しあったり、話し合ったりしながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
ほとんどの生徒が初めてカードHUGを体験したので、最初は避難者の情報をうまく整理できなくて苦戦していました。しかし、愛媛大学の芝先生や学生さんの力も借りて、途中からは黒板と付箋等を活用して上手に手分けして振り分けすることができました。

 

そして、2年生は体育館にて市役所の方から能登半島地震のお話を聞かせていただきました。

現地のリアルな映像や被災者の話等を聞き、防災に関してもう一度自分自身を振り返ることができて、意識が高まったようです。

 

調理科2年生は調理実習室にて非常食(乾パン)をアレンジした料理を作成しました。調理前のこの乾パンも調理科の手にかかれば、食べやすく美味しい料理に変化します。訓練終了後、お世話になった方々へ食べていただきました。

松山市のご協力によって完成したこのレシピを知りたい方は学校にお申し出ください。他にもアルファ米を使ったアレンジレシピも考案しています。

 

改めまして、今回の合同防災訓練にご参加いただいた星岡地区、市役所、愛媛大学、消防職員の皆様、そしてその様子を報道してくださった方々、本当にありがとうございました。

今後とも本校では、地域の住民の方、消防や自治体とも連携して、災害に強い学校を目指していきたいと思いますのでご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

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