松山学院高等学校

マツガクニュース

第2学期始業式(校長式辞)

おはようございます。

2学期初日、しんどいのに、よく登校しました。

これから、新学期をゆっくりスタートさせましょう。

決して無理をしないでいいですよ。

 

それでは、今日のお話は、ガーナの人々を救う活動を展開している日本人研究者 太田先生についてです。

今日の世界情勢は、ロシアによるウクライナ侵攻などで、日ごとに不安定化しています。

その影響は、アフリカにも大きな影を落としています。

ガーナといえば、カカオの生産で有名なアフリカの国ですが、チョコレートの原料であるカカオを育てるより、価格が高騰している金を掘り当てた方が稼ぎになると、カカオの栽培を止める人が増えているそうです。

森林やカカオ農園を伐採して行われる採掘は、金を採取する過程で大量の濁った水が、そのまま川に排出されます。

それが原因で、今や、ガーナの水の60%が汚染され、2030年には水を海外から輸入しないといけないほど自然が破壊されているそうです。

ここで立ち上がったのが、金沢大学の太田 富久(おおた とみひさ)名誉教授です。

彼はこう言っています。

「ガーナの問題ではあるが、“地球が汚染されている”ということを見過ごすわけにはいかない」と。

太田先生は、汚れた水をきれいにする研究を続けながら、ガーナ、ひいては、地球を救おうと日夜努力をされておられます。

 

全校生徒・教職員の皆さん、これからは私たちも「地球規模の視点で物事を考える」ことにチャレンジしてみようではありませんか。

私たち動植物は宇宙に浮かぶ青い星「地球」に暮らす家族なのですから。

終わります。

令和7年9月1日

松山学院高等学校

校長 吉田 慎吾

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